薬についてのあれこれ

第1回 薬についてのあれこれ

診療の際に医師から直接、「1日何回、どれだけを、いつ飲むのか」の説明があったり、また処方箋を薬局へ持っていって薬剤師から薬を手渡される際に、薬の説明として、あるいは、薬の入った袋(これを薬袋と呼ぶ)に記載されている「用法・用量(つまり1日何回、量(数)、時間)」によって知ることができます。
人は個人個人がそれぞれ違います。「患者は一人一人例外的存在者である」とも言われます。医師は、一人一人の患者さんを診察し、その病気から状態まで診て、薬を出します。処方された薬を指示通り服用することによって病気が治ります。
病気を治すために、あるいは症状を抑えるために、薬を決められた量を決まられた回数飲む必要があるのですが、なかなかきちんと守ることができない場合があります。これは、患者自身が病気について正しい知識(病識)を持っているかどうか、処方された薬について正しい知識(病識)を持っているかどうかによります。

1日の服用回数

薬を服用する回数は、いろいろな条件で異なります。一般的に言えることは、薬が身体の中で有効に作用する時間によります。薬を服用した場合には、消化管(胃腸)で吸収され、血液中に入り身体中を循環します。これにより、薬は、病んでいる場所(病巣)まで到達し、薬の効果が現れるのです。
薬はいつまでも体の中には留まっていません。肝臓で分解されたり、腎臓で尿中に排泄されたりして、血液からどんどん失われて行きます。病巣での薬の濃度も血液のレベルと平行して減少するために薬の効果もなくなります。

正しい薬の飲み方のポイント

  1. 体を起こして、十分な量の水またはぬるま湯で薬を飲みましょう。およそコップ一杯の水がめやすとなります。
  2. 錠剤をつぶしたり、カプセル剤の中身を取り出して飲むことはやめましょう。カズセルや粉薬など、薬の剤形によって飲みにくい場合は医師と相談しましょう。
  3. 薬の包装からはずして飲みましょう。